「ゴーン」弁護士交代劇の裏側 日産西川社長との「オペラ観劇」交遊が解任の決定打?

国内 社会

  • ブックマーク

Advertisement

ゴーンが悔しがった交遊録

 東京地検関係者によれば、

「“ゴーン外し”を画策したとされる日産の西川廣人社長と、大鶴弁護士が家族ぐるみの付き合いをしていることがゴーンの知るところとなり、それがクビを切られた一番の理由ではないかと言われている。西川社長は、大鶴さんの娘のお婿さん探しまでしてやったことがあるそうです」

 もし、それが事実ならば、ゴーンにとって大鶴弁護士は裏切り者以外の何者でもないと映ったことだろう。

 では、大鶴弁護士は、なんと答えるか。

「数年前、知人にオペラ鑑賞に誘われ、その機会に知人から数名の知り合いを紹介されました。西川社長はその一人に過ぎません。その際、知人が私の子供に縁談を紹介してあげてほしいと、知り合いに頼んでくれました。西川さんの奥さんからも1人紹介していただきましたが、それだけで終わりました。子供はこれとはまったく関係なく、別の人と結婚しています」

 当然、ゴーンにも西川夫人から娘の縁談が持ち込まれた過去があることを説明したが、その後の弁護活動に支障が生じたりはしなかったという。

 しかし、前出の東京地検関係者は、

「ゴーンは大鶴弁護士と西川社長が家族ぐるみの付き合いだと聞いたとき、怒り心頭に発して拘置所の独居房で涙を流さんばかりに悔しがっていた、という話が伝わってきました」

週刊新潮 2019年3月21日号掲載

特集「やりたい放題に裁判所も驚愕! 仮住まいは1LDKでも快適すぎる『ゴーン』保釈生活」より

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。