「白石麻衣」超えも!? 写真集好調の「生田絵梨花」、卒業後は“川栄化”といわれるワケ

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“早く卒業して欲しい”

 基本的なプロフィールを紹介すると、生田は2011年の乃木坂発足時から参加している1期生。ドイツ・デュッセルドルフ生まれのお嬢様だそうで、14年には進学準備のために一時グループ活動を休業してもいる。「一説によれば、進学先は東京音楽大学とのことです」(先の記者)。そんな生田に、業界からは早くも“将来安泰”の声が上がる。

「ゆくゆくは生田もグループを卒業するでしょうが、AKBの川栄のように、いまの乃木坂の中で卒業後も安泰と目されるのが彼女です。とにかく歌がうまく、ミュージカル女優としてのポテンシャルが高いんです。舞台関係者にしてみれば『早く卒業してほしい』くらいですよ。アイドル活動に時間を割かれるのは、正直惜しいですから」

 と証言するのは、さるテレビ局関係者だ。実は生田は、乃木坂加入前の10歳のときにすでに初舞台に立っている“舞台女優”。17年には「ロミオ&ジュリエット」のジュリエット役、「レ・ミゼラブル」のコゼット役につづけて抜擢され、岩谷時子賞奨励賞を受賞してもいる。同賞の過去の受賞者には、平原綾香や別所哲也、中村勘九郎らがいると聞けば、“アイドル”とはちょっと違う道を行くことがうかがえるものだ。

「舞台上での存在感がまったく違います。芝居が上手くても歌がいまいち、という女優はいますが、彼女は両方いける。おなじミュージカル畑では、高畑充希あたりがライバルになるんじゃないですか。ただ生田の魅力を伝えるにあたって難しいのは、『画面』を通しちゃうとなんだかイマイチなんですよ。“乃木坂映画”だった『あさひなぐ』とか観ましたけれど、まあ、普通……。力を発揮できるのは舞台みたいですね。ですから、卒業したら舞台を軸に、たまに宣伝のためにバラエティに出るとか、そういう形になるのでは」

 そこで余計なことながら気になるのが“舞台役者は食えない”という業界の定説である。そのあたりはどうなるのか、代わって演劇関係者に尋ねてみると、

「そうですね……。いまの女優の事情では、大竹しのぶさんや宮沢りえさんがトップクラス。いまの生田さんレベルだと、帝国劇場やシアターコクーンなどの大きい舞台で、年40ステージこなせば“食える”んじゃないですかね」

 その点、写真集の売り上げが好調なのは、“先立つもの”として安心か――もっとも、実家がお金持ちのお嬢様なら、心配ないかもしれないけれど。

週刊新潮WEB取材班

2019年3月8日掲載

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