“ファンにやられてケガ”中日「松坂大輔」に仮病説

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 中日・松坂大輔(38)が、ファンに腕を引っ張られて負傷したとして、沖縄キャンプを離脱した。松坂には同情が、“犯人”には怒りが向けられるとともに、ファンサービスの在り方が盛んに議論されている。

「落合時代に“ファンサービスしない球団”とのイメージが定着してしまった中日は、キャンプを訪れるファンが少なく、長らく警備員は2名しかいなかった」

 とスポーツ紙ドラ番記者が声を潜める。

「ところが昨年、松坂が入団したことでフィーバーが起き、球団は慌てて警備員を1名増員。今年はもう1名増やして4名体制で警備していました。それでも、他球団と比べたら手薄です。しかし一方で、松坂に対し“そこまで深刻なケガなのか”と首を傾げる人も少なくないんです」

 日米通算170勝の大投手が仮病? 失礼千万な噂話だが、傍証はこうだ。

「まず“その瞬間”を誰も見ていない。1989年に起きた珍プレーの名場面、“門田博光がブーマーとハイタッチして肩を脱臼した”一件が引き合いに出されていますが、門田は直後に顔を歪めうずくまったのに、松坂が痛みを訴えたのは数日後でした」

 彼は“右肩炎症”と診断されたのだが、それも、

「沖縄でも検査しましたが、炎症と診断したのは関東のかかりつけ医。そもそも今の時期、プロ野球投手なら誰でも肩に炎症を起こしているものです」

 昨季6勝を挙げた松坂は、年俸が1500万円から8千万円に急上昇した。オフもテレビなどに引っ張りだこだったが、

「崖っぷちだった昨季と違い、今季はのんびりした調整だったのは確か。なので、下手したら開幕後も調子が出ず、不本意なシーズンになっていたかもしれません」

 そうなると当然ながら年俸は急落、最悪の場合クビもありうる。けれども、

「“ファンにやられた”のなら、世間は同情するし、警備の不備があった球団も減俸しづらい。松坂は犯人捜しを望んでいないそうですが、“そもそも犯人なんているの?”との声もある」

 とにかく今は回復を祈るのみだ。

週刊新潮 2019年2月28日号掲載

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