フジが“掟破り”で「快傑えみちゃんねる」を放送、キムタクのプライドもボロボロ?

エンタメ2019年2月22日掲載

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「いくら再放送枠だからって、アレはない……」との声が漏れるほど、異例のことらしい。フジテレビが2月7日より平日午後の「メディアミックスα」枠(15:50~16:50)で放送を開始した「快傑えみちゃんねる」(関西テレビ)である。第1回の放送は、関西圏では昨年11月に放送され、関東圏では5日前にTOKYO MXで放送されたばかりの内容だった――。

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「快傑えみちゃんねる」といえば、1995年より関西テレビ(カンテレ)で放送されている人気トークバラエティで、毎週金曜夜7時より放送されている。毎回数名のゲストを相手に“大阪の女帝”上沼恵美子が毒舌でバッタバッタと斬り倒す、あるいはノリツッコミでボケまくるのが名物だ。すでに20年を超える長寿番組で、人気絶大であるにもかかわらず、関東では長らく放送されてこなかった。

「関西ローカルならではのキワドイ話が名物で、ゲストにとってもローカルだらからこそ話しやすいということもありますからね。関東で放送しても数字が取れるかは微妙。だからこそ、東京では流れなかったのでしょうが、最近ではTOKYO MXやテレビ埼玉など、系列に属していない独立U局が放送するようになっていました。それでもフジが放送しなかったのは、東京キー局のプライドと思いますよ」(他局プロデューサー)

 東京キー局のプライドとはなんだろうか?

「東京キー局に地方局が作った番組を流す枠などない、ということですよ。フジテレビの場合、やはりカンテレ制作の『さんまのまんま』という例外はありましたが、あれは明石家さんまさんの人気番組だったからです。それだって、日曜昼だったり深夜帯の放送だったでしょ。実際、ウチの系列でも地方局の人気番組はありますが、未放送の番組なら、東京でも日曜昼や深夜帯で放送することはあります。しかし、いくら再放送枠といっても、ローカル番組は流しません。ましてや、すでにローカルで流した同じ番組を、東京で放送するわけがないじゃないですか」(同・他局プロデューサー)

 だが、フジは関東ローカルの「メディアミックスα」枠で放送することを決めたのである。この枠は、“地上波、BS、CS、インターネット配信の4つのメディアと連動した新たなコンテンツを配信する”という意気込みで16年に編成された。とはいえ、実際のところは、ドラマの再放送が多かったのだが……。

「昨年9月には、10月スタートの月9ドラマ『SUITS/スーツ』で織田裕二と鈴木保奈美が『東京ラブストーリー』以来27年ぶりの共演ということで、メディアミックスα枠で『東京ラブストーリー』が再放送されました。今年も1月18日公開のキムタク主演の映画『マスカレード・ホテル』公開に先だち、昨年末から『HERO』の第1シリーズ、今年に入ってからは『HERO』第2シリーズ、さらに竹内結子主演のドラマ『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』が始まると、キムタクと竹内共演の『プライド』まで再放送。すっかり宣伝に使われる枠となっていました。もっとも、いずれの再放送も視聴率は2~3%で、同じ時間帯に『相棒』を再放送して10%前後を取っているテレ朝とは対照的です。そんな“宣伝枠”で突然『えみちゃんねる』が始まったのですからびっくりですよ。しかも『えみちゃんねる』の初回は、視聴率3.6%と『プライド』よりも良かったといいます。これではキムタクのプライドもボロボロでしょうね(笑)」(同・他局プロデューサー)

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