覚醒剤逮捕の「毎日新聞」常務妻 “社長候補”だった夫の今後は…

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 近年は300万部割れ。確かに低落傾向にあるとはいえ、長年、日本の三大紙の一角と評されてきた新聞社である。その社長の座が見えてきた中で、エリートにまさかのスキャンダル。しかも原因は“女”とクスリというのだから……。

 身内の犯行だからいち早く把握しただろうにもかかわらず、毎日新聞がそれを報じたのは、ようやく2月8日の夕刊の紙面であった。

〈覚醒剤所持容疑 広告会社員逮捕 容疑者は毎日新聞常務取締役の妻〉

 ちなみに逮捕は7日で、共同通信はその日に速報。読売と産経も8日朝刊で報じている。

 もちろん、容疑者の夫・増田耕一常務(63)の社内での位置付けを考えれば、とにかく大ゴトになってくれるな、と願う気持ちもわからないではないのだが。

「発端は、兵庫県警による麻薬密売組織の捜査でした」

 と言うのは、さる全国紙の社会部デスクである。

「その過程で、購入者として増田常務の妻の名前が挙がった。そこで彼女が常務と暮らしている新宿区の自宅マンションのガサ入れをしたところ、ブツが発見されたのです。もちろん所持だけでなく、使用も念頭に捜査は続けられています」

 通常、薬物事案では、同居している家族も関与を疑われるものだ。

「各社とも常務に捜査の手が伸びる可能性はないか、と“警戒”して取材している。任意での尿検査も求められたハズ。ただ、現状、常務が関与している線は薄いと見られています」(同)

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