死闘続く「ゴーン」vs.「日産・検察」連合 スパイ映画さながらの調査も“論破”

企業・業界週刊新潮 2019年2月14日号掲載

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逆襲の「ゴーン」! 中東の販売代理店が日産を訴える理由(1/2)

「カリスマ経営者」カルロス・ゴーンが塀の中へと落ちてから、はや2カ月半。

 1月11日には、有価証券報告書に役員報酬を過少申告した金商法違反と、私的な取引による損失を日産に付け替えた会社法違反(特別背任)で追起訴された。

 司法担当記者が解説する。

「それ以来、検事の取り調べは行われていませんから、ゴーンは拘置所で暇を持て余しているに違いありません。一方、いよいよ裁判に向けての動きも出始めました。2月14日に、裁判官、検察側、弁護側、それに被告のゴーン、一緒に逮捕された前代表取締役のグレッグ・ケリーも加わり、公判前整理手続きに向けた協議が行われることになったのです」

 日産だけでなく、「推定無罪」の原則を掲げていたはずのルノーのCEO兼会長からも退任したゴーン。

 2回の保釈請求も認められず、一見すると、孤立無援の戦いを強いられているようにも見える。

 しかし実のところ、ルノーは完全にゴーンを見限ったわけではないという。

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