早くも「嵐」“冠番組”の争奪戦が勃発!? ジャニーズ若手が本命も超大物の名も挙がって

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フジと日テレの“決断”は?

 日刊スポーツは1月30日(電子版)、「嵐の冠番組で『最終回争奪戦』フジと日テレ一騎打ち」と報じた。

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 記事の内容をご紹介する前に、まずは嵐の冠TV番組と、嵐のメンバーが出演するレギュラー番組をチェックしておこう。全部で8番組ある。

 では日刊スポーツの記事に戻ろう。嵐は2020年での活動休止を発表した。そして冠番組である「VS嵐」と「嵐にしやがれ」は、より遅い日付での「最終回」の放送を希望しているという。

◆ただし、2020年12月31日はNHKの紅白歌合戦に出演する可能性が極めて高いので、候補日として現実的ではない。

◆紅白の前週となると、毎木曜の「VS嵐」は12月24日、毎土曜の「嵐にしやがれ」は12月26日が候補となるが、両番組とも曜日を無視した特別番組を企画する可能性もある。

◆SMAP解散前の最終回となった16年12月26日のフジテレビ系「SMAP×SMAP」は約5時間放送され、平均視聴率23.1%、瞬間最高視聴率27.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。嵐の“最終回”も高視聴率を記録すると考えられている。

 平均視聴率が23.1%なら、フジテレビと日本テレビが血相を変えるのも当然だが、テレビ業界の関心は、その先に移っている。「冠番組の後番組」に誰が起用されるかが、焦点になりつつあるという。

 いや、最終回を巡る争いはフジと日テレだけの問題だ。しかし、後番組はNHKを含む全局にとって重要だろう。何しろ自分たちが裏番組で激突するのだ。既に情報収集は始まっているという。民放キー局で番組を制作する担当者が言う。

「基本は『フジも日テレも、番組はジャニーズの若手に引き継がれる』という予測が多いです。参考例もあります。テレ朝が月曜午後8時から放送していた『中居正広の身になる図書館』は、Kis-My-Ft2の『10万円でできるかな』を火曜の深夜枠から“昇格”させることで後釜に据えました」

 この担当者によると「中居の新番組が発表される」との観測も根強かったという。それを覆しての“キスマイ抜擢”は、テレビ業界に対し「ジャニーズの若手シフト」を印象づけたという。

 とはいえ、視聴率トップを走る日テレと、低迷しているフジとでは、番組制作の“戦略”が違ってくる。

「日テレは嵐のメンバーが“ピン”で出演する番組が3つもあります。具体的には櫻井さんの『news zero』、相葉さんの『天才!志村どうぶつ園』、そして二宮さんの『ニノさん』です。ジャニーズの後輩で、嵐ほどの視聴率を持っているグループは存在しません。ならば、“嵐メンバーのピンでの新番組”を制作したほうが、視聴率を稼げるかもしれない。日テレは“後輩番組”と天秤にかけながら、番組案を練っていくはずです」(同・担当者)

 担当者が「日テレの方針が垣間見得るかもしれません」と指摘するのは、やはり“打ち切り”になる中居正広の深夜番組「ナカイの窓」(水:午後11時59分~午前0時54分)の後番組だ。

「中居さんの新番組がスタートするのか、ジャニーズの若手に引き継がれるのか、それともお笑い芸人の冠番組が始まるのか。誰が番組の顔になるかは、『嵐にしやがれ』の後番組を推測するに際して、極めて重要だと思います」(同・担当者)

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