「大坂なおみ」色白アニメ問題、“黒だとマズい”と判断? 制作の裏側は…

国内 社会 週刊新潮 2019年2月7日号掲載

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 1年前まで世界ランク70位前後をうろちょろしていた大坂なおみ(21)の「全豪優勝」に多くが酔い痴れた。他方、大坂が白人風に映るアニメを作った面々は、快進撃に冷や水を浴びせたと難じられている。

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 些(いささ)か旧聞に属するが、昨年9月の全米オープンで優勝し、凱旋会見を行なった際のことである。

 大坂なおみ選手に対し、

「あなた自身のアイデンティティをどう考えますか?」

 と記者は訊ねた。これに彼女は、

「私は自分のアイデンティティについてそこまで深く考えることがなく、私にとって、私は私としか思っていません」

 と答えている

 ハイチ系米国人の父と日本人の母との間に生まれた大坂。彼女が自身のアイデンティティについて煩悶したことがあって欲しい……質問した記者はそんなことを望んだのかもしれない。

 去る1月26日夜、大坂は全豪オープンを制覇。その結果、アジア人初の世界ランク1位に躍り出ることもあって、翌朝の主要一般紙とスポーツ紙は、(デイリースポーツを除き)1面でこれを報じた。

 全米に続いての2連勝はマルチナ・ナブラチロワ、シュテフィ・グラフ、モニカ・セレシュといった往年の女王の系譜に属するものだ。生涯獲得賞金は早くも12億円に迫るなど、記録ずくめの優勝だった。更に大坂は、所属する日清食品ホールディングスのみならず、アディダスやヨネックス、WOWOWなどとも契約を結んでおり、その総額は10億円を優に超えるという。

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