異例の「広瀬すず」vs.「土屋太鳳」 代理店の代理戦争になったソフトバンクCM

エンタメ 週刊新潮 2019年1月31日号掲載

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 年明けから流れるソフトバンクのCMに、目を丸くした方も多いのではないか。例のお父さん犬が登場する「白戸家」シリーズではなく、いま最も旬な女優、広瀬すず(20)と土屋太鳳(23)が出ているヤツだ。1社が2種類のCMを同時期に流しているわけだが、なぜ、こんな状況に?

 それぞれのテーマは、「しばられるな」と「ギガ国物語」。前者は1月1日からで、広瀬がガラスに体当たりし、壁を激しくパンチするなどアクションが盛りだくさん。後者は1月11日から。土屋が冒険映画のように仲間と放浪する旅人の設定である。

 たとえばクルマの会社のCMならば、車種によって別のバージョンが同時に流されることはあるが、広告代理店関係者によると、

「正確には、広瀬さんの“しばられるな”は、企業のイメージに関するブランド広告。一方の土屋さんのほうはキャンペーンの広告です。キャンペーン広告は、たとえば、料金プランなどの情報を伝え、短期的に契約者を増やそうとするものですね」

 広告の分類と伝達する情報が異なるわけだが、

「土屋さんの“ギガ国”はキャンペーン広告でありながらシリーズ物のような作りとなっています。世界観やストーリーがあり、継続的な放送を見越して作られているのでブランド広告にも見えます。キャンペーン広告でブランディングを行うCMはあまり見たことがありません。そうした意味では、二つのブランド広告が同時に流されているわけで、珍しいですよ」

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