MARCHそれぞれの就職事情 現役学生やOBの“生の声”に聞くキャンパスライフの実態

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「MARCH」入学するならどの「大学」「学部」?(3/3)

 地方出身者が多く個性的な中央大学、ミッション系でお洒落な青山学院と立教、規模が大きい明治と法政……。ここまで、MARCHそれぞれの特徴を見てきた。現役学生やOBの生の声に、このグループ分けや大学側の説明との乖離はないだろうか。

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「1年生の導入演習、2年生の基礎演習と、少人数教育が勉強になりました。大教室でも実務家の教員の授業は、将来のことと絡められて興味深かったです。学生は真面目で、大教室でも出席者が多い。周囲になにもないので勉強するしかないこともありますが」

 と、中央法学部の3年生。大学側の“親心”は伝わっているようだ。文系学部が多摩キャンパスにある“立地”をマイナスと指摘する声もあるが、中央法学部のOBは言う。

「地方出身者が多く、各地のナンバースクールから優秀な学生がきているイメージ。自宅通学だと2時間かかる人もザラで、そういう人は、授業を特定の曜日に固め、休む曜日を作るなど工夫していました」

 郊外の立地をどう評価するか、であろう。なお、法学部は2023~24年にかけ、多摩から都心に戻る予定であることを付言しておく。

「MARCHの他大学も受験しましたが、試験会場の雰囲気が一番知的だったので明治にしました」

 と話すのは、昨年卒業した明治法学部のOBだ。

「体育会系の雰囲気が残っていて、いい意味で気取ってなく、あっけらかんとして明るい。法学部は他学部より単位をとりづらく、真面目に勉強している人が多かった。就活では、エントリーシートをどう書くかというセミナーがあったりと、サポートは手厚いです」

 明治法学部の3年生は、

「勉強になったのは1年次の、法律リテラシー。先生との距離が近く、毎回1回は発言を求められ、緊張感をもって臨めました。全体に真面目に授業を受け、勉学に励む人が多いです」

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