量販店化するZOZOに「服好きな人間がいない」の声 ミキハウス離脱、しまむらまでも撤退匂わす

ビジネス 企業・業界 2019年01月23日

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ZOZO「前澤社長」の1億円バラ撒きでも消せない悪い評判(2/2)

 1億円をバラ撒く「お年玉キャンペーン」が話題を呼んだ前澤友作社長(43)だが、ZOZOは“株価下落”そして“大手が離脱”の向かい風に見舞われている。既にオンワードが退店を表明したほか、ユナイテッドアローズの撤退も報じられた。

「他にもミキハウスさんなんかもZOZOとの付き合い方に悩んでいるそうです」

 と明かすのは、売上高500億円弱のある著名ブランドの執行役員。ファッション感度の高いユーザーが集っている印象のZOZOだったが、「今はしまむらや西松屋の商品もたくさん並んでいて見え方が変わってきている」と指摘するのだ。

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「最近参入したブランドさんに聞くと、初期出店料の名目で200万円かかったそうです。販売手数料は35%が基本と聞いています」

 と話すのは、少し前まで小物類を出品していたデザイナーだ。

「最近のZOZOはどんどん量販店化していますよね。売れれば何でもいいという感じで、創業当初のファッショナブルなイメージはもうありません。多くのブランドがZOZOへ既に入っているし、現時点で参加していないブランドは“ZOZOで安売りはしない”“自社ECで頑張る”と決めているから、今後入ってもらうのは難しい。そうなると、しまむらさんみたいな自社ECを持たないブランドしか狙えない。その結果、客単価が下がるから、手数料を引き上げるしかないんでしょう。ZOZOの客層は若いし、彼らが買う安価でカジュアルなブランドにとっては、集客が見込めるからいいと思いますよ。ZOZOが提案してくるクーポンなどのイベントに乗っかれば、それだけアクセスは増えますから」

 事実、直近の決算において、いわゆる客単価(平均出荷単価)は7777円で、これは2年前と比べて20%強のダウンだ。

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