ZOZO「前澤社長」の1億円バラ撒きでも消せない悪い評判 株価は下落、大手が離脱…

企業・業界 週刊新潮 2019年1月24日号掲載

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ZOZO「前澤社長」の1億円バラ撒きでも消せない悪い評判(1/2)

 年明け早々、100万円を100人に配るというキテレツな作戦に打って出たZOZOの前澤友作社長(43)。他方、株価は一時の勢いを失い、大手ブランド離脱のニュースも伝わってきた。果たして、1億円のバラ撒きでも消せない悪い評判が聞こえてきたのである。

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 企業の成長には限界があることを指して、地球より大きくなれないという言い方がある。その地球を飛び出して月へ向かう計画を昨年9月に発表したのが、ZOZOの前澤友作社長だった。

 26歳の女優との交際、プロ野球への参入プランなどが世間の耳目を集めたこともあり、株価は夏に4800円、時価総額で1兆円を軽く超えていた。しかし、その後は右肩下がりを続け、大納会当日には一時約13%下落、2千円を割る局面もあった。世界同時株安という地合いの悪さもさることながら、その急落の原因を、「オンワードのZOZO退店」に見る向きは少なくない。

 これは、ZOZOが運営する衣料品通販サイト「ZOZOTOWN」から、オンワードが出品を取りやめたものだ。同社が「23区」などの主要ブランドをZOZOで展開しておよそ10年を経ての“離縁”だった。

「ZOZOさんが昨年12月25日から導入した新サービスというのは、言ってみれば恒常的な値引きサービスのことで、ブランド価値を毀損する危険性が高いと判断致しました」

 と、オンワードHDの担当者。この新サービスとは、「ZOZOARIGATO」と言って、年会費3千円または月会費500円を払うとZOZOTOWNでの買い物が常に10%引きになるというものだ。割引分はZOZOが負担するのだが、新商品を投入したそばからバーゲンセールが始まることになり、リアル店舗との価格差など少なからぬ混乱が生まれることに繋がる。

 オンワードの保元道宣社長は新サービスについて、「事前に十分な時間や相談がなかった」とも指摘した。

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