ハズキルーペに“偽装”発覚? ホステスのお尻でも壊せる耐荷重

社会2019年1月17日号掲載

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 ドラマ「黒革の手帖」のような高級クラブ。ホステスたちが次々と、椅子に置かれた“メガネ”を尻で踏む。そんな印象深いCMを流す「ハズキルーペ」に、壊れちゃったんだけど、とクレームが入っている。

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 念のためにことわっておくが、「ハズキルーペ」は、メガネではない。“メガネ型拡大鏡”である。耐荷重100キロがウリの、掛けられる虫眼鏡だ。お値段は、1万円ほど。

 それが、石坂浩二にはじまり、舘ひろしに渡辺謙、小泉孝太郎。女性は菊川怜に武井咲と、豪華な俳優陣が次々とCM出演。毎年、広告宣伝費に50億円以上を投入しているというから、これだけでも50万本の売り上げが必要な計算だ。今後は100億円をかけるという。街のメガネ店にもポスターが貼られ、ハズキルーペコーナーができている。そんななか、疑惑が湧いてきた。

「落として踏んづけちゃったら、壊れたんです」

 と、ハズキルーペを愛用する60代の男性が頭を掻く。

「シニア向けの高級通販ショップで何本か購入したんですがね。私は85キロだから壊れないだろうと思ってたら、壊れた。で、仕様書を見ると、小さく“耐荷重60キロ”と書かれているじゃないですか。疑問に思いました。CMと違う、と。それで問い合わせたら、耐荷重は、このショップが“国内の第三者機関で確認しているので、仕様書の60キロで間違いない”とのことでね」

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