川口春奈だけが面白かった「笑ってはいけない」視聴率低下で“保守的すぎる”の声

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第2部は歴代ワースト3位

 日本テレビの幹部は、真っ青になっただろう。2018年の大晦日、看板番組「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!年越しSP!絶対に笑ってはいけないトレジャーハンター24時!」(午後6時半~午前0時半)の視聴率が低迷していたことが分かったのだ。

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 まずは、その数字だが、午後6時半からの第1部が14.3%、午後9時からの第2部が12.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)という結果だった。

 NHK「紅白歌合戦」の裏番組における視聴率ランキングという観点からは、9年連続の1位を死守した。

 とはいえ、前回17年の視聴率は第1部が17.3%、第2部は16.3%。比較すると第1部は3ポイント、第2部は3.5ポイントも下落してしまった。

 ちなみに、「絶対に笑ってはいけない」が大晦日に放送されるようになってからの歴代視聴率で、第2部の12.8%はワースト3位、第1部の14.3%はワースト4位に位置する。まさに記録的な低視聴率だったのだ。

 日テレ経営陣は、この数字を問題視した。当然だろう。さっそく局長級の会議で議題に上ったという。日テレの関係者が明かす。

「会議で今回の『笑ってはいけない』は“保守的すぎた”と、やり玉に挙げられたそうです。要するに手堅くまとめすぎていて、爆笑できる場面が少なかったという総括でした。17年の大晦日では浜田雅功さん(55)が肌を黒く塗って登場し、『人種差別ではないか』と物議を醸しました。収録現場に直接的な影響はなかったはずですが、スタッフはどこか無難な線を志向してしまったのかもしれません」

 実は近年、NHKの「紅白」は復調傾向にある。これに対して「絶対に笑ってはいけない」シリーズは右肩下がりなのだ。視聴率の変遷を描いた折れ線グラフをご覧いただこう。

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