「日常」と「終末」 そして、この連載は続く(古市憲寿)

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 今から約20年前、中学生だった僕は世紀末を楽しみにしていた。時はちょうど20世紀の終わり。超高層ビルが建ち並ぶ未来都市の日没、寂しそうな顔をしたカップルがその様子を眺めている。ノストラダムスの予言を本気で信じていたわけではないが、「世紀末」という言葉から、勝手にそんな風景を想像していた。
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