ファーウェイ問題から考える通信の「歴史認識」

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 中国の通信大手ファーウェイ(華為技術)の副会長、孟晩舟がアメリカの要請を受けたカナダ当局に逮捕されてから、ひと月が過ぎた。容疑は「イランとの違法金融取引」。すでに保釈されたとはいえ、孟晩舟はいまだカナダに留め置かれる身であり、これに応じてか、中国当局は中国本土でカナダ外交官や実業家の拘束を断続的に続けている。

 ことの帰趨については、捜査の行方を見守るしかないが、ビジネスシーンにおいてはそんな悠長なことは言ってはいられない。何しろ2020年には本格利用が始まる高速通信、すなわち「5G時代」を迎えるにあたっては、もはや待ったなしの状況である。...

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