日テレ「生田家の朝」がまさかの大成功、「速水もこみち」はリストラされるのか

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立ちはだかる「研音」の壁

 日テレの編成部は、それなりの覚悟を持ってドラマ放送を決定したという。「MOCO’Sキッチン」のリニューアルは不可と判断し、「ZIP!」のテコ入れとして強行。その“賭け”に勝利したのだ。かといって、「MOCO’Sキッチン」が終了するのかと言うと、それは違うようで…。

「『MOCO’Sキッチン』はムック本や調理器具の売れ行きが好調です。また番組自体も地方局や台湾に販売できています。DVDやHuluのオンデマンド配信でも、そこそこの人気です。要するに『放送外収入』が、なかなか馬鹿にならないのです。ただ、もう1つ、日テレにとって極めて重要な問題があります。それは、『MOCO’Sキッチン』の速水もこみち(34)が研音に所属しているということです」(同・関係者)

 関係者によると、「ここ数年、日テレのドラマは研音所属の俳優を多くキャスティングしている」という。そこで調べて、表にまとめてみた。

 確かにベテラン、スター、期待の若手と、バランスよく名前が並んでいる。圧倒的だ。これを敵に回すわけにはいかないだろう。日テレの関係者が言う。

「速水もこみち本人も『俳優業より、料理を仕事のメインにしたい』と番組スタッフに語っているそうです。そこまで熱心だと、日テレとしても無下にはできない。さらに研音も主演のできる女優、男優を盾に、『「MOCO’Sキッチン」を終了させないでください』と強く言ってきているそうです」

 似たケースは、女優の片瀬那奈(37)だという。日テレ系列の「シューイチ」(日曜:午前7時30分〜9時55分)で司会を務めている。本人も事務所も「居場所が見つかった」と喜んでいるそうだが、研音が俳優を豊富に抱えているからこそ、実現しているキャスティングなのは間違いない。

 朝の連ドラは続けたい。だが、「MOCO’Sキッチン」を止めるわけにはいかない。板挟みになった格好の日テレだが、何とか解決策をひねり出そうとしている。

「まず、『MOCO’Sキッチン』は続行の方針だそうです。その上で、朝の連ドラも続けるべく検討中です。今のところ、朝ドラを『スッキリ』の中で放送する案が有力です。具体的には午前8時15分からのスタート。NHKの朝ドラを見ていた視聴者に、日テレへ来てもらおうという作戦です」

 一石二鳥の解決策。もこみちも、これならホッと一安心だろう。

週刊新潮WEB取材班

2019年1月3日掲載

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