ブーム終焉「ビットコイン」で、それでもカモにされる“出川組”という人々

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買うなら今? 仮想通貨は長期投資ができる人が持つべき

 現在、「仮想通貨」は「暗号資産」への名称変更が議論されたり、さらなる規制強化が検討されたりと、世界的にも大きな節目を迎えようとしている。

 ビットコイン市場は、このまま“オワコン化”してしまうのか? いやいや、大山氏は仮想通貨業界の未来は明るいものになると予想する。

「僕は現時点での規制強化は、いずれは株のような一般的な金融商品にするための、ルールづくりの過程だと思っています。企業からすれば、金融商品って種類があればあるほど儲かるし、嬉しいんですよ。ただ、そういった金融商品になりうるには、しっかりとしたルールを整理しないといけない。ルールが整えば、仮想通貨は10年後にはより実用的になって、自然に社会に溶け込んでいく存在になっていくと思います」

 だからこそ今、仮想通貨を保有することは決して損にはならないはずだという。もちろん仮想通貨に参入する以上、それなりの資質や資金力は必要だ。投資を長期戦で考えられない人は手を出さないほうが無難だろう。

「下落に耐えうる神経を持っていないと、仮想通貨はムリ。3年後、5年後の長期戦で見て、チャンスを待てるような資金力のある人が持つべきです。ただ今は幸運にも、去年の5分の1以下の買いやすい価格だし、逆に買うなら今じゃないかなと」

 仮想通貨の相場が大幅な下落局面となり、カモにされ続けた人が汚名返上するタイミングが来たのか。それとも、まだまだ仮想通貨価格は底を打っているわけでなく、彼らはさらなる泥沼にハマるのだろうか。投資は自己責任で……。

取材・文/ジョージ山田(清談社)

週刊新潮WEB取材班

2018年12月30日掲載

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