無料アプリは教えてくれないJR運賃節約法

ビジネス 仕事術 2018年12月26日掲載

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 気前がよいのは小金持ちか成金で、大金持ちは1円10円の重みを知っているという。では小金持ちでも大金持ちでもない小市民には、気前がよくなるほどお金はないし、だからといって1円10円を大事に使っているかというとそうでもなかったりする。

 これから紹介する駅名と数字の羅列は、手間のかからないJR運賃の節約法である。といっても1回の節約金額は最大でも400円に満たない。しかし往復ではそれでも800円近くの節約になる。遠方に住む両親の様子を見に月に数回通う人や遠距離恋愛の人には効果的かも知れない。いやそういう「特殊事情」の人でなくても、たとえ100円でも得した気分は味わえるはず。

 ここで紹介するのはJRの「東京都区内行き」の切符を使った節約法だ。よく使うという人もいれば、聞いたこともないという人もいるだろう。今回はよく使うという東京23区内在住(または在勤)の人以外向け。つまり東京都下と隣県に住む人たちが対象となる。

 私は横浜市内に住んでいて横浜駅をよく利用する。あるとき会社の出張で東北へ出かけた帰り、同僚に渡されたのが仙台から「東京都区内」行きの乗車券だった。東京駅で新幹線から東海道線の電車に乗り換え、横浜駅で下車する際、改札口で乗り越し運賃を払った。蒲田から運賃220円。「安いな」と感じたので帰って調べて見ると、仙台→横浜の運賃は通常6480円。ところが、同僚から渡された切符だと仙台→東京都区内は5940円で、220円を足しても6160円だ。乗り越した方が320円も安くなる。

 横浜駅中央改札横のドトールコーヒーで「本日のコーヒー」を飲んでもお釣りが来そうだ。私ひとりで出張に行っていたら、横浜までの切符を買って(というかこれまでいつもそうしていた)、「乗り越し節約」には気づかなかっただろう。

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