台湾「脱線事故」根源にある「人的要素」と「構造的問題」

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 死者18人、負傷者約190人を出した台湾特急列車の脱線事故。台湾では過去最悪レベルの鉄道事故となった。台湾東部・宜蘭県の新馬駅手前で、規定の倍近いスピードでカーブに進入したことが事故原因と見られており、2005年の福知山線事故を思い起こした日本人も多いようだ。

 入院中の運転士は、速度超過を防止するATP(列車自動制御保護システム)を切った、と証言している。しかし、安全運行の鍵となるATPを切った理由や、極端な超過速度で運行した原因など、事故をめぐる謎がまだ数多く残されている。...

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