「花田優一」の離婚で“靴職人”の肩書に異論噴出 テレビ局の責任は大?

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吉川美代子アナも疑問視

 高卒の18歳青年が、老舗の料亭で3年間の修行。そして僅か21歳で独立、高級割烹の個人店を開く。さらに、ほぼ同時期にタレントとしてデビュー。こんな経歴を持つ板前の店に、あなたは食べに行くだろうか?

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 上の青年は、板前の世界なら特定のモデルは存在しない。これは靴職人でタレントだという花田優一氏(23)の経歴を参考にしている。要するに「靴」を「和食」に置き換えたのだ。

 デイリー新潮は12月12日、「『花田優一』が正式に離婚 元妻を激怒させた『ナゾの美女』と『おしゃれイズム』」の記事を掲載、大きな反響が巻き起こった。

 その中の1つに、「果たして彼は、本当に靴職人なのか?」というものがある。順を追って振り返ってみよう。

 そもそも離婚前から、受注を巡る金銭トラブルが報じられていた。例えば日刊ゲンダイDIGITAL(電子版)は11月29日、「貴乃花夫婦に亀裂を入れた『靴職人』長男の呆れた素行不良」との記事を掲載した。記事の一部を抜粋させていただく。

〈彼がフルオーダーで受注する高級紳士靴は、1足最低20万円と高価にもかかわらず、貴乃花の息子という看板やテレビ出演の影響で全国から注文が殺到。しかし、約束の納期になっても送られてきたのはデザイン画だけで、肝心の商品が待てど暮らせど届かない。20万円もの代金を前もって受け取りながら、催促の電話やメールにはなしのつぶてで、やっと連絡がついても言を左右にして言い逃れに終始する。カネを返せ! 本当に靴を作っているのか! というクレームが、所属していた芸能事務所にも相次ぐようになったのだ。事ここに至って、ようやく返金に応じ始めているというが、そんなトラブルが何件もあるという〉

 これに離婚報道が加わり、世論の目は更に厳しくなる。TBSを定年となりフリーに転じた吉川美代子アナウンサー(64)は12月13日、「ゴゴスマ~GOGO! Smile!~」(CBCテレビ/TBS系列:平日・午後1時55分~)に出演、「靴職人」と名乗るのは問題だと指摘した。

 吉川は靴職人の知人がいるとし、何十年も作り続けたからこそ、「職人」と名乗れるとの述懐を紹介。その職人氏は花田氏の靴の写真を見て、「英国の靴の学校の1年生はみんなこの程度、作ってます」と指摘したという。

 実は花田氏に関する報道を時系列で確認していくと、「靴職人」という肩書に関して興味深い事実が明らかになる。例えば「花田優一」の名前が初めて新聞の紙面に印刷されたのは1998年の中日新聞だ。

 漫画家のやくみつる氏(59)がインタビューに応じた「私と大相撲(4)相撲の行く末 漫画家・やくみつるさん つべこべ言わず楽しむ」という記事がある。この中で、やく氏は以下のように指摘している。

〈相撲人気が戻るのは、花田将希君(若乃花の長男)と花田優一君(貴乃花の長男)が出てくる二十年後ぐらいじゃないですか〉

 花田氏は1995年生まれのため、まだ2歳とか3歳の頃という時期だ。この次に名前が載るのは、父親の断髪式。

 2003年6月の毎日新聞「大相撲・貴乃花、断髪式 『15年、けがでも家族のために頑張りました』」の記事では、以下のような記述がある。

〈長男の花田優一君(7)が土俵下から作文を朗読。「けがや病気になっても、家族のために頑張りました。ありがとう」と読み上げて泣き声になると、貴乃花親方の目も、うっすら潤んだ〉

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