「Koki,」をメインディッシュにした「工藤静香」ディナーショーの後味

芸能週刊新潮 2018年12月13日号掲載

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“キムタクの妻”でも“元おニャン子クラブ”でもない。工藤静香(48)はいまや、“Koki,の母”としての足場を固めた。上昇気流に乗る15歳の娘を操り、自分のステージにもきっちり組み込む。その戦略がはまったか、年末のディナーショーが大人気なのである。

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 工藤のクリスマスディナーショーは、愛媛を皮切りに鹿児島、新潟、愛知、東京で行われる。おおむね、3万円前後から約4万円とお高めの料金設定にもかかわらず、完売状態という。

 こう聞けば、今年5月のモデルデビュー以来、話題が途切れないKoki,の効果だと誰もが思う。工藤の所属事務所は、「昨年も同じくらい売れました」と言うものの、なにしろ、映画出演もない時点で映画賞を受賞してしまったほどだ。

 今後どこまで昇り詰めるのか見当もつかない存在が、どう料理されるのか。実際に、ショーを覗いてみた。

 11月25日、愛媛県今治市の「今治国際ホテル」。400人を超える観客のほとんどが中高年。工藤の全盛期を知る世代だ。成人した息子を連れた母親もいる。

 工藤はドレスをワインレッドから緑、黒と着替え、代表曲の「嵐の素顔」など全14曲。その歌声は色褪せていないばかりか、

「笑ったりすると笑い皺が目立つ年になりましたが、みんな一緒にね、いっているので安心、みたいな。先輩もいらっしゃいますし」

 といった客いじりも板についている。そんな円熟のステージで、工藤が娘に触れたのは終盤だった。

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