4K8K大宣伝に「北川景子」をローマ中継も… 値下げは雀の涙だった「NHK」

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紅葉が綺麗に映って

 他方、NHKは先月27日、受信料の変更を発表した。

 来年10月の消費増税時には受信料額を据え置き、更に、2020年10月には月額35円(衛星契約は60円)の値下げとなる。

 事業収入約7177億円、経常収支約2267億円、いわゆる営業キャッシュフロー約1076億円、そして財政安定のための繰越金約1059億円を誇る団体にしては、セコすぎる下げ幅ではないのか。金満ゆえに、そしてまだまだ儲けるべく北川をそのためだけにローマに送ったのか。NHKは、

「中継のためローマから出演していただきました。NHKBS8Kの魅力を十分に伝えていただいたと考えています」

 と回答。もっとも、朝ドラ「おしん」で前人未到の視聴率を叩き出した脚本家の橋田壽賀子氏は、

「4K8Kなんて、全然興味ない。今のテレビでたくさんって感じです。私なんて白黒の時代から始まりましたから今は映像がすごいと思っています。若い方は欲張りかもしれないですけど、今でも十分、紅葉が綺麗に映ってますよ。関心のないババアでございまして。4K買うとかとんでもない、面倒臭い、電気屋さんが来て工事するのも煩わしい」

 と一笑に付す。普及に4K8K(四苦八苦)する前にもっと受信料値下げを。

週刊新潮 2018年12月13日号掲載

ワイド特集「色即是空の年忘れ」より

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