テレビで顔を売る「金子恵美」が狙う政界復帰 地元は戦々恐々

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 政治家もテレビタレントも「顔を売るのが仕事」という点においては究極的に同じなのかもしれない。

 11月に入ってからも「バイキング」に「スッキリ」にとテレビ出演に忙しい元衆院議員の金子恵美(めぐみ)氏(40)のことである。

 当たり障りのないコメントも、大袈裟なリアクションも、すっかり板についてきた感のある金子氏。もう政界復帰への野心は捨ててしまったのだろうか。

「いやいや、僕らはあの人が、いつ戻りたいと言い出すか、今でも戦々恐々としていますよ」

 と声を震わせるのは金子センセイの地元、自民党新潟県連の関係者である。

「金子さんは去年の衆院選で落選した後、県連のたびたびの要請にもかかわらず一度も地元に入らなかった。当然、支援者からは不満の声が噴出して、金子さんに支部長を続けてもらうことは出来ないとなったんです。後任の選挙区支部長も目星はついていますし、金子さんには二度と新潟県連の敷居を跨(また)いでほしくありません」

 ところが、そんな県連諸氏の願いを打ち砕く証言をするのは二階派関係者。

「彼女は政界復帰を諦めてなんかいませんよ。というのも、少し前に、衆院の比例で当選した福井県の山本拓議員が来春の県知事選に出馬するという憶測が流れたことがあったんです。そのときに彼女は、比例で次点落選だった自分が繰上げ当選になると本気で期待していたそう。比例単独なのか選挙区なのかはさておき、次の衆院選での政界復帰を狙ってくるでしょう」

 もっとも、そんな勝手が通用するはずもなく、

「彼女が所属していた二階派ナンバー2の河村建夫さんは、そんな彼女の態度にお冠。“俺がきつく言って引導を渡さないといけない”とボヤいていますよ」(同)

 テレビで顔を売るのにも、理由があったということか。

週刊新潮 2018年12月6日号掲載

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