ファンの賛否も分かれた「松田聖子」9万円ジャズライブ実況中継

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“またやりたい”

「昼の部に行きましたが、客席はびっしり埋まっていましたよ」

 と言うのは、「9万円はさすがにムリ」と、一番安い5万円の席で参加した、40代の女性である。

「チケットはすぐに売れてしまったそうです。私は5階席でしたが、それでも会場が狭いので、聖子さんがすごく近くに見えましたね。9万円の席なんて、ステージと同じ高さですから、手が届くのでは、と思うほど。ディナーショーの時は聖子さんが通る花道にはガードマンが沢山いて絶対に近寄らせないようにしているのですが、今回はそれも少なかったですし」

 白いロングドレスで登場したご本人にとっても、これほど客席と近い距離でのライブは初めてだったのか、「緊張してます」と声をふるわせたとか。それでも、間近で見た姿は、「56歳とは思えない肌のキレイさで、ホントに可愛らしかった」(同)という。

 ジャズの名曲に加え、自身のヒット曲「スウィート・メモリーズ」をジャズ風にアレンジするなどして、2時間ほどの間に7~8曲を歌い上げたのだ。

 一等席の方にとっては、曲単価は実に1万円超となる。評価は人それぞれだろうが、多くが口を揃えて「がっかり」と言うのが、料理の中身。

「ワンプレートで、フランスパンに鮭のムニエル、それにチキンなどでした。これじゃ足りないし、質もね……。いつものディナーショーはフルコースですし、望めばお代わりだって出来ますよ。飲み物もワンドリンクのみ。足りない人は追加オーダーだからまたお金がかかるし、ライブ中にノコノコ立って、ドリンクを頼みに行けないですよね」(別の参加者)

 さてはここで“上がり”を稼いだのか。何しろ、単純に計算したって、1日で4千万円以上の売り上げを手にしたことになるのだ。

「トークの中では“こういう場所で、またライブ、やりたいですよね”とも言っていました」(同)

 ちなみに彼女、この年末のディナーショーも完売が相次いでいるとか。還暦を目前にしてなお商魂たくましいのが、若さの秘訣……。

週刊新潮 2018年11月29日号掲載

ワイド特集「秋風吹いて同床異夢」より

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