北方領土「4島返還」断念なら保守層反発、それでも安倍総理が“賭け”に出る事情

政治週刊新潮 2018年11月29日号掲載

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 11月14日の日露首脳会談後こそ“加速”と報じられた北方領土交渉だったが、次第にトーンダウン。これまで日本は1993年の「東京宣言」に基づく「4島返還」を方針としてきたが、対するロシアは56年の「日ソ共同宣言」での「2島」を原点としてきた。そして今回、プーチン大統領と会談した安倍首相が明かしたのは、後者を基礎とし交渉を進めるという方針だった。「4島」を捨てたとも取れ、日本国内で賛否両論が起こっているのだ。

 さらにロシア国内には、〈「島の主権はどちらのものになるかも(日ソ共同宣言に)書かれていない」と、プーチン大統領は強調した〉(15日付ロシースカヤガゼータ)と、2島を返還しても主権はロシアにあると訴える報道も。...

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