ホラン千秋 茶色い弁当アピールとサバサバキャラの賞味期限
私ってサバサバしているから、と自分で言う女ほど実は粘着質である。という話はよく聞く。本当にさっぱりした性格なら、わざわざアピールしないものだ、と。
そんな話を思い出したのは、ホラン千秋が自身のブログで「茶色いお弁当」をアップしたのがきっかけだ。彩りのないシンプルなおかずはラップで包まれ、お弁当箱も透明のタッパーだったことから、あまりの無骨さに話題となった。
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ハーフの女子キャスター。属性としては滝川クリステルと同じだが、ホランのイメージは真逆である。ハキハキした物言いと、整っているがボーイッシュなルックス。女子アナに代表されるキラキラ女子を嫌い、特に同じ大学出身のフリーアナ・田中みな実に対する噛みつき方は、プロレス的な演出としてお約束となっている。かわいくて、女の子らしくて、男性ウケするしぐさ。そんな女子アナの「ありがたみ」を真っ向から切って捨てるホランは、「毒舌の変わり種キャスター」という立ち位置だ。しかしそれによって、女性キャスター戦国時代にあっても確固たるポジションを築いている。
今回のお弁当写真も、その流れを裏切らなかった。若い女性がブログやSNSにアップする料理は、彩りが良く、盛り付けも丁寧で、「映える」写真であるもの。そんな常識を覆すかのような茶色いお弁当は笑いを取り、その飾り気のない人柄を称える声も出た。ホラン自身も、もとはブログのネタに困って撮り始めたことがきっかけという。また、残り物を合理的に処理するためのお弁当だから見栄えは気にしない、と前から公言している。するとまたその気取らなさが支持を得る、という具合だ。
ホランの賢さをもってすれば、おそらく自分のお弁当が「地味、茶色」とツッコまれることは百も承知だったろう。私はむしろ、そう言われることを狙った高度なサバサバアピールでは、と意地悪な目で見ていたのだ。飾らないわたし、サバサバしているわたし。でも手料理はするきちんとさも持っているし、冷蔵庫の食材を無駄にするような品の無い女でもないのだと。
しかしコメントを見る限り、意外にも見栄えの悪さを笑う声は少ない。むしろ、自分のお弁当も彩りが少なくて肩身が狭い思いをしていたけれど、肩の荷が下りた、という女性の意見が多かった。「わたしのお弁当も男前って言われます!」的なコメントもあったが、ホランは決して自分からは「男前」と言っていない。周囲によってあれよあれよと男前キャラとあがめられていく様子を見て、この期待値を下げないようにすることの方がむしろ大変そうだと感じた。彩りなんて二の次、と豪語していたホランだが、トマトを添えたサンドイッチは「気取ってみた」、葉物を使ったサラダは「意識高い感じ」と、わざわざ自虐している。サバサバ男前キャラを守るのもひと苦労だな、と思わず同情してしまったほどである。
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