没後20年を前に「ジャイアント馬場」グッズ会社が清算 代表務めた妻逝去で

スポーツ週刊新潮 2018年11月22日号掲載

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 全日本プロレスの草創期からグッズ販売を長いこと手がけてきたのが「ジャイアントサービス」。ジャイアント馬場の妻、元子さんが代表を務めていたが、彼女も亡くなり、ついに清算されることが確定した。そこには掟破りの技が隠されていて――。

 試合会場のグッズ売り場にどっかと座り、ファンが買ったTシャツに気軽にサインするジャイアント馬場。

 Tシャツやタオル、缶バッジといった全日本プロレスグッズを買うと、ビニール袋に入れてもらえる。その袋には「ジャイアントサービス」の文字があった。

 プロレス評論家の斎藤文彦氏が語る。

「だからオールドファンはみんな、全日本プロレスとジャイアントサービス、そのどちらにも親しみがあるのです。ただ、法人自体が存続していたことを知っている人は少ないのでは。ジャイアント馬場夫人の元子さんが代表でしたが、馬場さんが亡くなってからは休眠状態だったようです」

 会社は全日旗揚げの2年後、1974年の設立だ。民間調査会社関係者は言う。

「馬場さん死去の翌年、2000年に人気レスラーの三沢光晴選手たちが全日本を離脱。それで事業縮小を余儀なくされ、売上げも激減し、最近の年商は100万円ほどだったようです。三沢選手たちの離脱は“ジャイアントサービスの売上げを元子さんが独占してきた”との不満が募ったことも一因だったとされます」

 そして今年4月。元子さんが亡くなり、解散が決定。10月18日に、東京地裁から特別清算開始命令を受けた。負債総額は1億4100万円である。

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