「佐藤ゆかり」元秘書の1億円強盗 事件にホリプロが大当惑のワケ

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竹野内豊の部下役

 上倉は大学卒業後、アルバイトで山東昭子参院議員の選挙手伝いをするうち、二之湯議員の公設秘書に。京都での事件を起こした翌年に7年間勤めた二之湯事務所を退職。その後14年に参院から衆院に鞍替えした佐藤ゆかり議員の公設秘書として、1年間勤務している。もっとも、上倉の知人によれば、

「髭を生やして、ノーネクタイ、シャツのボタンも開けていました。内縁の妻が芸妓だとかで、祇園で派手に飲んでいて、とても政治家の秘書とは思えなかった」

 当の佐藤事務所も、

「統一地方選挙で3週間近く無断欠勤をし、地元関係者から信用されなくなるなど、問題が続くようになり、辞職を勧めたのです」

 センセイ方は、今回、とんだ災難に巻き込まれたわけだが、火の粉は他にも及んでいた。実は、上倉の共犯として捕まった西谷の実娘は、大手芸能事務所「ホリプロ」に所属する女優だったのである。

「彼女の名前は、真凛。以前は、西谷まりんの芸名で活動していました。07年に、ホリプロの“スカウトキャラバン”で最終組まで残り、事務所入りしたのです」

 とは、芸能記者。

「アイドルユニットを組んだりしたほか、女優としてテレビや映画にも多数出演。最近では、綾瀬はるか主演でヒットしたTBSのドラマ『義母と娘のブルース』で、竹野内豊の部下役を。NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』でも虎松の世話役だった3姉妹の一人を光浦靖子らと演じています。いずれも単発ではなくレギュラー出演でした」

 ホリプロに聞くと、

「真凛の母親であることは、事実です。それ以外のことについては、私どもからお答えできかねます、というか、わかりません」

 と当惑を隠せない様子。一番のトバッチリは、期待の若手女優ということか……。

週刊新潮 2018年11月22日号掲載

ワイド特集「男と女」より

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