織田裕二「SUITS」視聴率が急降下、絶好調の米倉「リーガルV」と何が違うのか

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「東京ラブストーリー」(1991年:フジテレビ)以来、27年ぶりに織田裕二(50)と鈴木保奈美(52)が“月9”で共演!との鳴り物入りで10月8日にスタートした「SUITS/スーツ」(同前)。初回視聴率は14.2%(ビデオリサーチ調べ・関東地区:以下同)と好発進を切ったものの、回を重ねるごとに数字は下がる一方……。

 一方、好評だった医療ドラマ「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」(テレビ朝日)を打ち切り、同じ米倉涼子(43)主演で10月11日より開始した「リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子〜」(同前)。こちらも初回15.0%と上出来で、いまなお好調を維持している。

 同じ弁護士ドラマなのに、なぜこうも違うのか?

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 まず、織田の「SUITS」は、米国で放送されている同名人気ドラマを原作とする日本版。彼の役どころはヤメ検の凄腕弁護士。自信家で勝つためには手段を選ばず、法に抵触することもいとわないキャラは、米オリジナルと一緒である。そして、弁護士資格は持っていないが六法全書が全て頭に入っているという、記録力抜群の新米“ニセ”弁護士役にHey! Say! JUMPの中島裕翔(25)が起用された、いわゆるバディ物だ。

 初回15.0%から第2話(10月15日)11.1%、第3話(10月22日)10.3%、そして第4話(10月29日)は8.9%と、着実に数字を落としている。

 他方の米倉「リーガルV」は、「ショムニ」シリーズ(98年~:フジテレビ)、「ウォーターボーイズ」シリーズ(03年~:フジテレビ)、「華麗なる一族」(07年:TBS)なので知られる脚本家・橋本祐志(56)のオリジナル作品だ。弁護士ものではあるものの、米倉は資格を剥奪された元弁護士で、弁護士事務所の管理人という立場。その事務所には、高橋英樹(74)や林遣都(27)、勝村政信(55)などの弁護士たちがおり、彼らと事件を解決する設定である。

 初回15.0%は、第2話(10月18日)には18.1%にまで跳ね上がり、日本シリーズ中継で一週おいて、第3話(10月25日)は15.9%と、同じテレ朝の「相棒」シリーズに勝るとも劣らぬ人気ぶりだ。

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