デザイナーに転身の「マリエ」、三越“限定ショップ”はお客がまばらで前途多難の声

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

Advertisement

質素な生活をアピール

 久々に顔を見せたのは、今年4月21日に放送された「有吉ジャポン」(TBS系)に出演し、過去のセレブ生活から一転、中野坂上の居酒屋に通う質素な生活を明らかにして話題となった。そして、立ち上げたのが、「パスカル マリエ デマレ」というわけだ。

「当初は“東京では販売しない。その地方に旅をして買い物を楽しんで欲しい”と語り、地方のセレクトショップでのみ販売していたのですが、今年8月29日から9月4日まで銀座三越に期間限定のショップを出したんです。5万円以上購入すると、展示会にご招待というものでした」

 初日にはマリエも登場し、商品をアピールしていたそうだが、その日、実際に銀座三越に足を運んだ20代女性が言うには、

「私が行ったのは、仕事終わりの19時くらいでした。“混雑が予想されるため、入場抽選をさせていただきます”ということでしたが、驚くほど人がいませんでしたね。目立つのは取材関係の人と、たまたま通りかかった女性客が“へえ~”という感じで眺めているくらい。三越常連といったおばさまたちは、元々マリエなんて知りませんから、横目で素通りといった感じでした。当のマリエも、昔のようなセレブなイメージはなく、催事の告知がなければ気づかないくらい地味でした。肝心の商品ですが、カジュアルな感じで素材にこだわっているのは分かるんだけど、やっぱり高い。この金額を出すならマリエブランドでなくてもいい、と思う人が多いんじゃないですか。どういう人が買うんでしょうか?」

 質素な生活をアピールする割には、肝心の商品は高かった。そして先日、都内で開催された展示会を訪れた30代女性の話では、

「最終日の10月19日でしたが、雑誌やアパレル業界の人、所属事務所の後輩といったモデル仲間がチラホラ来ているくらい。銀座三越で5万円以上購入したと思しき一般の方は、ほとんど見られませんでしたね。善くも悪くも、内輪のパーティっぽい雰囲気で、デザイナーブランドの展示会というものではありませんでした」(関係者)

 所属事務所に聞いてみると、

「銀座三越への出店は、売上的には悪い結果ではなかったと聞いています。また、展示会には一般の方が来られることは滅多にないでしょうし、そもそも販売目的ではありませんから、内輪のパーティー的になりがちです。商品の値段が高い? まあねえ、素材にこだわるとそれなりに価格になってしまいますから……」

 大成功という口ぶりではない。アメリカの大学で学んでも、ビジネスの世界はそう甘くはないようだ。

 ちなみに、新ブランドを立ち上げたマギーは、マリエと同じ所属事務所の後輩だ。先輩によく話を聞いたほうがいいかも。

週刊新潮WEB取材班

2018年11月2日掲載

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。