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薬物乱用少女は「手の掛からない子」だった――家裁調査官があぶり出す真実
前回に続いて、家裁調査官の手掛けた事件を見てみよう。
家裁調査官は、捜査権や逮捕権などは一切持たない。地道な調査と、当事者とのカウンセリングだけを「武器」に、様々な問題の解決に当たるのだ。
相手が未成年の場合は、保護者とも面接をして問題の所在を明らかにしていく。
長く家庭裁判所調査官を務めた村尾泰弘氏村尾氏の新刊『家裁調査官は見た――家族のしがらみ』をもとに、薬物乱用少女のケースを紹介しよう。
マキコ(仮名)は17歳の少女だ。薬物を使用しながら自動車を無免許運転していた。...
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清原和博も酒井法子も頑張り続けた過剰な「いい子」 期待に応えられない「しんどさ」が犯罪者を生む
黒すぎる肌に白すぎる歯。入れ墨にコワモテの風貌。冬場にTシャツ一枚でも額に流れる汗。清原和博の覚醒剤取締法違反による逮捕は、驚きである一方、「いかにも」という気にもさせられた。かねてより薬物使用疑惑がささやかれていたからなおさらだ。実際、その後の報道で伝えられている清原の姿は、かなりの覚醒剤の常習ぶりを疑わせるものと言える。
現時点で清原が覚醒剤を使用した理由は分かっていないが、現役時代からの使用が疑われている。実際、選手としての清原のピークは、20代前半だった。...
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