引っ張りダコ「Koki,」の本当の評価は… 次々就任“アンバサダー”の意味

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

Advertisement

雨後の筍

 とはいえ、世界的なブランド2社からお呼びがかかるとなると、彼女自身にもそれなりの魅力があるということなのか。

「これがブランドのモデルに選ばれたという話なら凄いことですが、そうではないですからね」

 とは、さるファッション・ジャーナリスト。

「ここ数年、1日だけのイベントでもタレントを“アンバサダー”と呼ぶケースが多く、雨後の筍(たけのこ)のように乱立しています。しかも、決して“日本限定のアンバサダー”とは言わないから、報道を見た人は世界から認められたかのように思ってしまいますが、実際は、国内だけでしか通用しないことが多い」

 当然、ギャラも億単位で稼ぐトップモデルとは雲泥の差だという。

「Koki,は、まだウォーキングや演技、トーク等が出来るわけではないので、ショーモデルや女優、タレントといった仕事は難しい。その点、アンバサダーであれば、イベントに出て少し話せばいい。今の彼女にあるのは話題性だけですから、アンバサダーが丁度いいのです」(同)

 別のファッション評論家も、

「ブルガリでアンバサダーを務める彼女を、シャネルがどうしても起用したかったとは考えづらい。デビューからの一連の流れは当初から決まっていたのでしょう。起用する側にしたら、話題性は十分あるし、Koki,側にとってはハク付けになりますからね」

 先行投資という意味では、タダで受けても損はないか。

週刊新潮 2018年10月11日号掲載

ワイド特集「秋の夜長の人間喜劇」より

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。