「吉澤ひとみ」も飲んでいた9%缶チューハイ “ストロング化”するアルコール事情

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適正量をひと缶でオーバー

 懐に優しく、その懐の薄さも酔って忘れさせてくれる魅力……ということだろうか。その一方で、気になるのはその“害”。今回の吉澤、そして半年前に取り沙汰された元TOKIOの山口達也(46)ともに、「アルコール依存症」を指摘する報道があったが、

「ストロング系飲料の拡大が依存者を増やしている、というデータは見当たりません。しかし、コンビニなどで“手軽に”“安く”高アルコールを入手できる今の環境が、少なくともプラスに働いていないことは確かでしょう。また依存はさておくとして、肉体へのダメージという点でストロング系が悪影響との指摘は正しいでしょう。厚生労働省が定める適正飲酒量を一缶でオーバーするわけですから」(先の記者)

 嗜好品についてお上にアレコレいわれる筋合いはないけれど、厚労省の提言によれば、日本人の「節度ある適度な飲酒」は1日あたり純アルコール換算で20グラム。女性はこれより少ない量が推奨されている(「健康日本21」より)。350mlで9%の酒ならばアルコール量は31.5グラムで、あっという間に基準オーバーだ。吉澤の場合、これを3本とジョッキ半分の焼酎を2杯というから、ざっと計算すると、厚労省基準のおよそ10日分を飲んだことになる。

「メーカー各社はHPなどで『適正飲酒を心がけましょう』と謳っておきながら、一方で扱う商品はどんどん高アルコール化している。商売といえばそれまでですけれど、まあ矛盾していますよね……」

 酒に飲まれた元アイドルを他山の石としたい。

週刊新潮WEB取材班

2018年10月8日掲載

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