「パワハラ大使」召還で傷がつく「司葉子」華麗なる一族

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ラーメン屋を食べ歩き

 警察庁出身の塩川大使は、公安畑を歩んできたキャリア官僚。島根や兵庫の県警本部長、内閣情報調査室などの要職を経て大使に。だが、古巣での評判は芳しくない。

「好き嫌いが激しいタイプで、嫌いな人物には、“お前の決裁なんて絶対に通すか”なんて怒鳴ったこともあります」(兵庫県警関係者)

 内調時代を知る関係者からも、

「ラーメンが大好きで、美味い店を部下に調べさせ、休日になると、若手を連れて最低2軒は食べ歩く。しかも、奢りではなく、自腹。完全にパワハラだと、今でも話題に上ります」

 古い体育会系のノリだが、今回の呼び戻し理由は何か。

「外務省が国民に渡航の中止を呼びかけているチュニジア国内の危険地帯に外務省の許可を取らずに行ったからです。その際に、嫌がる大使館員も一緒に連れて行った。外務省は、手続きを踏まなかったことを問題視した」(同)

“危険地帯のラーメン屋に行ったのでは”なんて揶揄されているというから、名門一家も形無しである。が、相澤家の一人は、

「塩川さんとは結婚式で会ったぐらいで、ほとんど面識もない。世間の目といっても、相澤家のメンバーとしては、関係ないかな」

 と気にならない様子。むしろ、ダメージを受けそうなのは別の一家だ。

「危険地帯の調査に行っただけで解任なんて普通はない。大使の後任が外務官僚ということからも、つまり覇権争い。許可を取らずに行ったという点を、外務省から上手く突かれ、警察庁は一枠減になってしまったのです」(外務省関係者)

 傷がつきそうなのは、相澤家ではなく、桜田門一家だったようで……。

週刊新潮 2018年9月27日号掲載

ワイド特集「沈黙は金」より

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