「麻原死刑」と「女性信者殺害」もネタにした上祐史浩 イベントに批判の声

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 ただでさえ暑いのに、暑苦しさ満載で畳掛けてくるあの男――。8月6日、現「ひかりの輪」代表で元オウム真理教幹部の上祐史浩(ふみひろ)氏(55)は大阪市内の施設「ロフトプラスワンWEST」で吠えていた。だが、「ああ言えば上祐」の彼のこと、無論、その言動は言い訳と勘違いに満ちていた。

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 麻原彰晃の処刑によって、再び「脚光」を浴びた上祐氏。とりわけ、本誌(「週刊新潮」)が麻原処刑直後に、上祐氏が現認していた「知られざる女性信者殺害」を報じたことで、改めて殺人という重大事案に口を噤(つぐ)んできた彼の無反省ぶりが注目された。そんな上祐氏は6日、「オウム真理教ナイトSP!」と題されたイベントに出席。

「夜7時30分から3時間超にわたって行われ、立ち見客も含め、150人ほどが集まっていました。20代の女性が目立ちましたね」(客のひとり)

 随分と物好きな若者がいるものだが、司会者と上祐氏のトークを軸に進んだイベントについて、

「おちゃらけていると感じました」

 こう振り返るのは、ひかりの輪脱会者友の会「インコの会」代表の中山尚氏だ。彼は客としてイベントに来場していたが、

「そもそも乾杯の音頭が、司会者の『四女で』という言葉に客が『グフっ』(死刑執行直前、遺体の引き取り人は四女でいいかを確認する刑務官に、麻原はこう言って頷いたとされる)で応じるといった具合でしたし、上祐も『グフっ』を話題にしていました。なにしろ女性信者殺害について、上祐は直接的な謝罪をすることもなく、第三者のように『解説』していた。彼は目の前で人が殺されていながらそれを止めなかった『当事者』なのにですよ」

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