辞任から1年 「稲田朋美」元防衛相語る“スキャンダル防衛隊”設立

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 日報問題、失言、ファッションと大臣時代は何かと話題を振りまいた稲田朋美元防衛相(59)が女性議員限定の新たな会を作ったという。その名も「16(イチロク)会プラス」。さながら、“スキャンダル防衛隊”だというその設立趣意をご本人が語る。

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 安倍総理の強い意向で防衛大臣に就任したのが、2016年8月。まずは、辞任までの流れを政治部記者に駆け足で振り返ってもらおう。

「安倍総理は3期目で党の政調会長に抜擢して、稲田さんに大きな期待をかけていましたが、国会答弁で不安定さが目立った上、護衛艦視察にヒールで現れるなどファッションにも批判が集まった。その後、南スーダンにおける国連平和維持活動(PKO)の日報隠し問題が発覚。すったもんだの末、昨年7月、わずか1年で辞任に至ったのです」

 改めて稲田前大臣に当時のことを尋ねると、

「自分らしさが出せなかった1年でした。注目されていたこともあって、思っていたこともなかなか言えない。それに政調会長として安保・防衛は勉強していたつもりでも、実際に防衛省の中に入ると、空気感が全然違う。陸海空、制服組と背広組の縦割りで一つの結論を出すのにも時間がかかるんです」

 当時のファッションについては、

「おしゃれをすること自体は悪くないと思っています。在任中は網タイツも穿かず、TPOに合わせていたつもりでしたが、批判にさらされてしまいました。思えば、私は弁護士時代から大きな挫折というものがなかった。辞任は生涯で最も厳しい試練でしたね」

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