「8・15」でも登場、“アベノセイダーズ”(KAZUYA)

政治週刊新潮 2018年8月30日号掲載

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 敗戦から73年を迎えた8月15日。天皇陛下は平成最後となる全国戦没者追悼式に出席され、戦禍に倒れた人々に対し、心から追悼の意を表しました。

 この日は各政党が毎年恒例の談話や声明を発表しています。全体で見ると戦没者に哀悼の誠を捧げますといった内容が含まれるのですが、やはり各党微妙に特色が異なります。見比べてみると面白いもので、一部政党は今回もポンコツっぷりを発揮しました。

 例えば立憲民主党と国民民主党は書いている奴が同じなんじゃないかと思ってしまうほど、似たような部分があります。

 両党共に今の日本は岐路に立たされているとし、次のような文言が続きます。

立憲【安倍政権により、戦後、日本人が育てあげ、守り続けてきた「立憲主義」と「平和主義」が脅かされようとしています】

国民【戦後、日本が大切に育み、守り続けてきた「立憲主義」「平和主義」「民主主義」が脅かされようとしています】

 強引にまとめると「安倍が悪い」になるのですが、これを両党が打ち合わせナシで書いているとしたら、メンタリティが同じ過ぎて、もう合流しろよって感じです(また分裂するだろうけど)。元々民主党系が分裂してできた政党だとしてもなぜこんなに似ているのかと思わされます。

 共産党や社民党はより発言が過激というか、曲解を招くような談話や声明を発表しています。

共産【安倍政権は、違憲の安保法制=戦争法を強行し、日米軍事同盟の強化と大軍拡をすすめ、沖縄での米軍新基地建設をごり押ししようとしています】

社民【安倍政権によって、「専守防衛」を大きく逸脱する軍拡が進められています】

 これも結局「安倍が悪い」と言いたいのでしょうが、「軍拡」とやらの原因に触れない時点で不誠実です。

 防衛予算自体は安倍政権になって毎年増えています。しかし自民党が談話で書いていたように「わが国を取り巻く安全保障環境は刻一刻と変化して」いるのです。

 尖閣諸島周辺を狙って領海侵犯を繰り返し、南シナ海に人工島を作って周辺国を脅かすような国や核・ミサイルで周辺国を恫喝し、今は核やめるやめる詐欺で正体のつかめない国が日本の周辺になければ、防衛予算を増やす必要がないし、その分を社会保障にでも回せるでしょう。結局防衛予算を増やしても、まだ後手になっていて対策としては不十分ですらあります。

 共産党や社民党に問いたいのは、いかにして日本を守るのかという点です。こちらに仕掛ける気がなくても、向こうからふっかけられる可能性は考えないのでしょうか。彼らの大好きな憲法9条は日本を守ってくれません。

 こうした周辺の安全保障環境に全く触れず、「安倍政権ガー」「軍拡ガー」と言っても、意味がありません。むしろ彼らは日本のためではなく、外国勢力のためにやっているようにすら見えてきます。

 ポンコツ野党は寝ても覚めても、何が起きても「アベアベアベ……」。だからこそ万年野党。

KAZUYA
1988年生まれ、北海道出身。12年、YouTubeで「KAZUYA Channel」を開設し、政治や安全保障に関する話題をほぼ毎日投稿。チャンネル登録者40万人、総視聴数は1億4千万回を超える。近著に『日本人が知っておくべき「日本国憲法」の話』(KKベストセラーズ)