とか言いつつ……「大塚寧々」レディースアートネイチャーCMにイラッとするワケ

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鬱陶CM

 ともあれ、「レディースアートネイチャー」の商品を宣伝しているだけにもかかわらず、なぜにこんなに鬱陶しいのだろうか。上智大学(メディア文化論)の碓井広義教授が解説する。

「レデォースアートネイチャーといえば、風吹ジュン(66)や石野真子(57)がCMに起用されてきましたが、さらに客の年齢層を下げたいという狙いもあって、今回50歳になったばかりの大塚寧々を起用したのでしょう。綺麗ですし、まだまだ女性として現役感も感じられますから、視聴者に向けて“あなただってまだイケるわよ”と思わせたいはず。だからこそ、『とか言いつつ』とカメラ目線で視聴者に向かって訴えかけるわけです。このCMで『とか言いつつ』は、建前から本音に切り替わるスイッチみたいなモノ。そこから商品の宣伝に入っていくのですが、それが他の商品と比べても大して驚くほどのものではないというのが、イラつく最大の要因かもしれません。シャンプーできるとか、これまでにも宣伝してきましたし、知ってることをいかにもすごいことを言ってるかのような鬱陶しさが繰り返される、“鬱陶CM”です」

 石野真子の「ビューティアップ!」では、テニスラケットを振り回していたっけ。

「テレビは“ながら見”される宿命があるため、CMの作り手はどうしても視聴者にこっちを向いてもらおうとするわけです。しかし、つい耳を傾け、画面を見たところが、さほどでもないことを何度も繰り返されて、ひっかかった感さえ覚えさせられて、裏目に出てしまうのです」(同)

「世の中の文字は小さすぎて読めなーいっ!」の絶叫が鼻につく渡辺謙(58)のハズキルーペも同様か。

週刊新潮WEB取材班

2018年8月25日掲載

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