本田圭佑の“東京五輪挑戦” 有言不実行になりそうなこれだけの理由

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 本田圭佑(32)が東京五輪挑戦の意思を明らかにした。久々に登場したビッグマウスにサポーターは大喜びだが、今回ばかりは“有言不実行”になりそうである。

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 美しいカリブ海を背景に新たな夢を語る本田――そんな映像が流れたのは、インターネットテレビ局「AbemaTV」の生中継である。

「新しい目標になるんですけど、2年後の東京五輪を目指して現役を続けようと思っています」

 不敵な笑みを浮かべながら本田はこう宣言した。

 五輪の男子チームは23歳以下の選手で構成されるが、年齢制限のないオーバーエイジ(OA)枠がある。リオの場合は3枠だった。本田はそこを目指すというのだ。

 日本サッカー協会技術委員長としてリオ大会に関わった霜田正浩氏によると、

「OAを使う、使わないは、監督と技術委員長が話し合い、最終的には協会が判断します。ただ、大会によってレギュレーションが変わります。なので、東京五輪ではOAがなくなるという可能性だってあります」

 のっけから本田の夢を打ち砕くようだが、最悪のケースは脇に置いて、日本代表OA枠のこれまでの経緯とリオでのレギュレーションを叩き台に、その実現可能性を検討してみよう。

 まず、過去に日本がOA不在だったのはアトランタと北京の2大会のみ。森保一代表新監督もOA起用には前向きな発言をしている。

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