意外なアノ人もその“犯人”? 不幸な過去を繰り返さないために〈誰が「国宝」を流出させたか〉

アート週刊新潮 2018年7月26日号掲載

  • 共有
  • ブックマーク

誰が「国宝」を流出させたか――中野明(3/3)

『流出した日本美術の至宝』(筑摩選書)の著書が解き明かす、海外に流出した日本美術の名品と、その経緯である。ここまで見てきたその“犯人”には、例えばボストン美術館に《平治物語絵巻(へいじものがたりえまき)》をもたらしたお雇い外国人のアーネスト・フェノロサ、琳派の名品を多数蒐集し自らの名を冠した美術館をオープンさせたチャールズ・ラング・フリーアがいる。そして最終回となる本稿では、有名なあの人物の名もそこに加わる。

 ***...

記事全文を読む