「阿波踊り」中止でヒンシュクの市長を持ち上げた阿呆は「後藤田正純」

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議会の了承なし

 徳島市では、昨年11月に“阿波踊りの累積赤字解消に関する調査団”が結成された。後藤田氏は、これを第三者委員会と考えているようだが、

「第三者委員会は、市議会を通して立ち上げなければなりません」

 こう語るのは、徳島維新の会幹事長の岡孝治市議だ。

「ところが、遠藤市長は議会に諮らず、了承もなしに調査団を結成されている。そのメンバーは、公平・中立が保たれなければならないのに遠藤市長が選んでいる。最初から結論ありきだとしか思えません」

 だが、不適切な会計処理があったのは事実ではないのか。徳島市観光協会の近藤宏章元会長はこう憤る。

「後藤田さんは、Facebookで“複数見積もりなしのお友達利権が暴かれている”と書いている。ですが、問題になった随意契約で、看板作りを請け負った徳島新聞の関連企業が15%の手数料を取っていたことが判明した。それを徳島新聞が認めたにもかかわらず、調査報告書には一切触れられていないのはおかしいと思います」

 そもそも、後藤田氏が主張する第三者委員会は存在しない。実は、担いだ市長の手の平で踊らされた?

週刊新潮 2018年8月16・23日号掲載

ワイド特集「真夏の夜の夢」より

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