奨学金返済、留学、起業――パパ活女子、それぞれの事情 “ストーカー化”などトラブルも

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マッチングアプリ

 石田さんほど追われていなくても、動機はマジメな例が多く、

「留学費用を貯めたくて始め、不動産会社社長と月2回会っていますが、食事だけなので1回1万円。オファーも少なく、その先をオーケーするか悩んでます」

 と20歳の専門学校生が言えば、22歳の慶大生は、

「起業のための資金集めと人脈作りが目的。パパの一人は大手電機メーカーの子会社の人事部長で、仕事の相談に乗ってもらっている。パパ活歴1年ちょっとで300万円貯めました」

 ところで、ここまで紹介してきた女性はデートクラブ経由でパパと知り合っていた。だが、ほかに米山前知事が利用していたような、いわゆる“マッチングアプリ”もある。いま、地方に勤務する山田咲さん(23)=仮名=の場合、

「定期的に会うパパは銀行の役員、医者、個人の起業家とか5人くらいで、年齢は30代から60代。ペイターズやシュガーダディなどのアプリで探します。地方にいるとアプリのほうが手っ取り早く見つかる。デートクラブだと男性も面接されるけど、アプリだとそれがないから、男女ともパパ活を始めるハードルは低いと思います」

 ただ、高校時代にモデル経験もある山田さんは、例外と言えそうだ。

「パパとは会ったときにハグ、希望があれば手をつないで、たまに別れ際にチューくらい。肉体関係をもっても5万〜7万円の人もいれば、なしで10万円くれる人もいる。パパの価値観や金銭的余裕によっていただける金額が違うので、1年くらい前から肉体関係をもつことはやめました」

 身バレが怖くて顔写真も載せていないが、いったん会えば、ルックスでパパをリードする。それができるのは少数だという。

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