大阪・堺市偽装殺人 逮捕された姉の「朱美日記」入手、そこに綴られていた“闇”

国内 社会 週刊新潮 2018年7月5日号掲載

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 練炭自殺を装って弟を殺害したとして、6月20日、大阪府警は足立朱美容疑者(44)を逮捕した。このたび週刊新潮編集部は、彼女の手による「日記」を入手。そこには人知れぬ“心の闇”が綴られていた――。

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 事件が起きたのは今年3月のこと。建設会社社長の足立聖光さん(40)が、大阪府堺市の住宅のトイレで“練炭自殺”をはかり、死亡しているのが見つかったのだ。

 当初は自殺と見られたが、

「聖光さんの奥さんと彼の会社の番頭が“朱美がアヤシイ”と強く主張したので、死因・身元調査法に基づいて行われる『新法解剖』を試みるなど、本格的に捜査が始まりました」(府警担当記者)

 聖光さんの遺体から検出された睡眠薬は朱美容疑者が処方されていたものと一致し、また現場となったトイレはボンドで目張りをされていたが、ボンドのチューブが別室から見つかった。

「そういった状況証拠から朱美が被疑者とされたのです」(同)

 朱美容疑者は「朱美日記」なるものを逮捕前に息子らに託していた。〈3/27 弟が3時半頃、事務所に来る〉との書き出しで始まるこの文書は、おしなべて犯行をカモフラージュする意図が透けて見える内容だ。例えば、

〈心臓マッサージをしていたのは私で、義妹は母を起こして、「聖光さんが死んだ」とくり返し言っていた。(略)私は、蘇生しろ!!と心の中でさけんでいた。(義妹に)〉

〈5/31 えん罪でつかまるぐらいなら、死のうと何度も考えたが、子供達の事を考えると、死ねない。真実は1つ!〉

 そして日記の最終盤には、彼女自身の遺書があり、

〈誤認たいほで、人生うばわれるなら、見せしめに死んだるよ〉

 と激しい憤怒が綴られている。取り調べには、黙秘を続けていると報じられる朱美容疑者。6月28日発売の週刊新潮では、特集記事で彼女の“闇”に迫る。