「小林麻央」一周忌に「勸玄くん」の昼夜奮迅 松竹の狙い

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 6月22日の一周忌に合せて、この10日、亡き妻小林麻央さんを「一年祭」で偲び、思いをブログに綴った市川海老蔵(40)。

 7月5日幕開けの歌舞伎座「七月大歌舞伎」が、なかなかの見せ場になりそうだ(29日まで)。

 3月に5歳となった長男の堀越勸玄(かんげん)君と、昼夜の両演目にわたり共演する。

 昼の部「三國無雙瓢箪久(さんごくむそうひさごのめでたや) 出世太閤記」で勸玄君は、羽柴秀吉を演じる父相手に織田信長の孫の三法師役を、夜の部「源氏物語」では父の当り役、光源氏の幼少期を務める。どちらも成田屋ゆかりの演目、長い台詞もあり重要な役どころだ。

 さる芸能デスクは語る。

「5月は寺島しのぶさんの一人息子、5歳の眞秀(まほろ)君、6月には尾上菊之助さんの長男、4歳の和史君と、幼い子役の舞台が続きます。でも正式な初舞台を前にした5歳で、昼夜両方に大役で出演するなんて異例といっていいでしょう。勸玄君は舞台に立つのが大好き。何よりお母さんに天国から晴れ姿を見てもらいたいという強い思いがあるようです。父譲りの舞台度胸、溌剌とした響く声。どんな演技を見せてくれるか」

 思えば父海老蔵は5歳で初お目見得、7歳で新之助を襲名し人気に火が付いた。

 歌舞伎関係者の解説――。

「昨年、母を亡くした直後の勸玄君が宙乗りに挑んだ舞台は全日完売の大人気。今回もかなりの集客となるでしょう。興行主である松竹には、勸玄君にフルで活躍してもらわねばならない、事情があるんです。2020年に海老蔵さんを歌舞伎界トップの名跡・十三代目團十郎に、勸玄君を八代目新之助とする二代同時襲名を計画しています。全国への披露公演、グッズ販売など、売上げは10億円以上の見込み。今回の大役はそのための布石、襲名に至る既定路線なんです」

 ブログでは、いつも優しいパパの顔を見せる海老蔵。だがカネのなる芸を磨かなくっちゃ。精進。精進。父子の試練が始まる――。

週刊新潮 2018年6月21日号掲載