「万引き家族」、NHK朝ドラにも出演 気取らない大物「安藤サクラ」

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 とりたてて美人でもなく、受ける印象はあくまで普通。けれど今、誰より一番輝いている女優といえば、この人、安藤サクラ(32)。奥田瑛二とエッセイスト・安藤和津の娘と言ったところで、親の存在をとうに超えている。俳優の柄本佑(たすく)と結婚して、すでに1児の母でもある。カンヌ国際映画祭で最高賞・パルムドールを受賞した作品「万引き家族」のヒロインを演じた。都内で行われた舞台挨拶では、ロングドレスの裾をたくし上げて壇上に進む姿も、女優然とした気取りがない。この作品、出産後初めての出演作で、床上げと同時に撮影が始まったそう。なんと、トイレに行くふりをして娘に母乳を与えながらの仕事だったという。

「監督に限らず、ここにいるキャストの皆さんはものすごい方なのに、納豆のご飯みたいな感じ。キャビア食べているようなのに、納豆ご飯のよう」

 と、現場の居心地の良さを独特の表現で説明。今秋スタートのNHK朝の連ドラのヒロインにも決定している、大物ぶらない大女優なのだ。

週刊新潮 2018年6月21日号掲載

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