森口博子、4カ月経って新曲が記事に 32年ぶり「ガンダム」曲

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〈32年ぶりZガンダムとコラボ 森口博子〉――

 東京中日スポーツ紙の芸能欄に、ボーンとこんな見出しが躍ったのは6月11日のことだった。

 森口の最新シングル「鳥籠の少年」(キングレコード)が、ファンの注目を集め好調、との内容であった。

 ん、でもちょっと待てよ。この新曲、発売は確か2月だったはず。もう4カ月もたっていることになるが。また新たな曲ってこと?

「いえいえ、そうではありません。2月に出した森口博子の新曲を、改めて紹介してくれた記事ですよ」

 と事情を明かすのは、キングレコードの関係者。

「東京中日スポーツが取材してくれたのは3月でした。『紙面で大きく扱ってくれれば、掲載時期はいつでも』というのが、結局、今になったということのようです。ま、業界ではよくある話。もっとも取材から3カ月も遅れてのタイミングは、ちょっと驚きましたがね」

 1990年代はバラエティ番組に欠かせぬ存在だった森口。しかし17歳のデビュー時は歌手である。デビュー曲はアニメ「機動戦士Zガンダム」の主題歌。

 アニメソングとは縁が深く、いまもBS11のAnison DaysでMCを務めている。

 今回の新曲「鳥籠の少年」は、パチンコ機種「CRフィーバー機動戦士Zガンダム」の搭載曲として作られたというもの。デビュー曲から32年ぶりの「ガンダム」との“再会”と相成ったわけである。

「オリジナル曲がパチンコ機に使われるなんて、もちろん初めて。でもおかげで、また違った層の方々からも聴いてもらえるようになりました」(所属事務所「ノーリーズン」のマネージャー)

 発売後からミニライブ&握手会を全国展開した効果もあり、CD売上げは2万枚を超える。少しぐらい遅れたタイミングで騒がれれば、それはそれで笑みが……。

週刊新潮 2018年6月21日号掲載

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