「山口達也」と同列にされた「小山慶一郎」活動自粛への違和感

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信用はガタ落ち、だが

「彼は月から木まで『news every.』のキャスターを務めてきました。でも、キャスターにしては物を知らず、六本木などで女の子と飲み会ばかり開いている。素行についてはずっと問題視されていたんです」

 そう語る日テレ関係者の話を、もう少し続けると、

「実はジャニーズは、小山を2~3週間で番組に復帰させてほしいと言ってきた。でも日テレにすれば、報道番組のキャスターが未成年と飲酒したというだけで信用はガタ落ち。できれば謹慎ではなく、降板させたいくらいなのです」

 自局の信用に関わるだけに厳しいが、こうも言う。

「小山も加藤も、その女性が未成年とは知らなかった、というのは事実のようです。小山自ら、その女性にLINEや口頭で何度も年齢確認して、20歳と返答されたといいますから。そもそも、ガールズバーで働いている女性が未成年だとは思わないでしょう」

 遊び方はしょうもないが、処分は厳しすぎだというのだ。さる芸能評論家も、

「そんなことで非難されたら、アイドルはファンサービスもできなくなるじゃないですか」

 と、違和感をにじませる。危機管理に詳しい加藤博太郎弁護士に聞いても、

「未成年者の飲酒について、親権者でも酒類販売者でもない小山さんは、法律上の処罰対象ではない。小山さんがすべての参加者の身分証を確認する、というのも現実的ではありません」

 処分は厳しすぎるという。ただし、危機管理上は、

「小山さんのような著名人は、揚げ足を取られないように、交友関係は人一倍気をつける必要がある」

 だからお灸は必要だとしても、なんでもすぐに“活動自粛”という過敏な社会もまた、息が詰まるではないか。

週刊新潮 2018年6月21日号掲載

ワイド特集「あじさいに 欺かれけり」より

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