日大アメフト問題をモリカケと結びつける人々…関係あります?(KAZUYA)

国内 社会 週刊新潮 2018年6月14日号掲載

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 日大アメフト部の危険タックル問題で、日大側の会見や対応がことごとく裏目に出ています。約7万人という膨大な学生を擁する日本大学ですから、学生からするとイメージダウンにも繋がりますし、勘弁してくれといったところでしょう。

 試合後の対応で墓穴を掘り、会見を開けば油を注いで火葬状態。

 まず問題だったのは謝罪の遅さです。ネットの炎上もそうですが、何かやらかした場合迅速な謝罪が求められます。日大は関西学院大学のタックルを受けた選手への謝罪対応が遅れました。さらに責任の所在を曖昧にした対応が問題視され余計に炎上。

 一方で危険タックルを行なった日大の選手は実名、顔出しで会見を行ない、行為自体には問題がありながらも真摯な対応だということで好意的に捉えられています。

 内田前監督と井上前コーチの会見では、司会を務めた米倉氏の対応にも注目が集まりました。マスコミが同じような質問をすることにキレてしまい、日大のブランドが落ちると指摘されると「落ちません」と一蹴。多くの失笑を買いました。

 会見後に内田前監督は心労を理由に病院へ直行、そして入院。政治家かな?

 日大学長会見では謎の老婆が記者席最前列に座り、会見中に声をあげて外へ連れ出される場面もありました。

 連日新たに出てくる主役級の登場人物。その様子はまるでアメコミヒーローが集結したアベンジャーズのようです。

 アベといえばこの問題を「安倍路線が日本を腐らせている」「アベそっくりだ。社会が壊れだしている」と無理やり政権を絡めて論じる人がいます。でもそれ……安倍路線関係ありますか? 脳を政権に支配されているようです。

 人間というのは一見関係なさそうな話題でも、自分の意識が向かうものに結びつけることがあります。反安倍政権の極端な人になると、全てを安倍政権に結びつけてしまうので、一般の人からすると折れるほど首をかしげてしまいます。

 例えば朝日新聞の高橋真理子氏は Twitter に日大アメフト部より安倍政権の方が100万倍ひどいと書きますが、堀江貴文氏が「こいつ狂ってるな」と一言呟き、こちらの方が圧倒的に多くの賛同を得る始末です。

 要はモリカケの問題と日大の問題は似ているといいたいのでしょう。しかしモリカケ問題においては、誰も安倍総理に指示されたなどとはいっておらず、ふわっとした責任追及論がまかり通っています。一方で日大の問題は選手が監督から指示をされたとの声をあげているのです。そういう点で異なる問題であり、混同している方こそよほど問題があるのではないでしょうか。

 元外交官の天木直人氏は5月15日に「まさしく加計学園をめぐる安倍疑惑と同じだ。安倍暴政を止めさせなければ同様の不祥事は至るところで起きるだろう」とツイートしています。ここまでくると関係なさすぎてネタなのだろうかと疑うでしょう。しかしツイートを辿るとマジっぽい……。この領域になると狂ってるなという言葉をかけることもなく、ただそっとしておくのが良さそうです。

KAZUYA
1988年生まれ、北海道出身。12年、YouTubeで「KAZUYA Channel」を開設し、政治や安全保障に関する話題をほぼ毎日投稿。チャンネル登録者40万人、総視聴数は1億4千万回を超える。近著に『日本人が知っておくべき「日本国憲法」の話』(KKベストセラーズ)