ひょっこりはん「著作権騒動」は神風か? あの一発屋芸人とダブって早くも正念場

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トラブルを神風に変えてこそ売れっ子?

 お笑いコンビ・髭男爵の山田ルイ53世(43)が『一発屋芸人列伝』(新潮社)を上梓し、編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞作品賞を受賞した。だが、それでも新しい一発屋芸人は誕生する。今年は、ひょっこりはん(31)で決まりかもしれない。

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 ひょっこりはんは17年12月31日「ぐるナイ おもしろ荘 若手にチャンスを頂戴 今年も誰か売れてSP」(日テレ系)でブレイク。BGMに合わせ、「はい、ひょっこりはん」の掛け声で、「ひょっこり」顔を出すという一発芸が人気だ。

 ところがテレビは6月1日、スポーツ紙などは同月2日に、「ひょっこりはんのネタのBGMが著作権侵害か」(スポーツ報知)などと報道。フリー音源提供サイトが「使用条件に違反」と抗議したとし、4日には「決着」と伝えられた。

 思わぬトラブル発生に、誰もが「大丈夫か?」と心配したはずだ。ところが、テレビ局関係者、それもバラエティ担当者は、まったく違う感想を口にする。

「年明けから強烈な勢いで売れていましたが、5月に入って早くも人気に陰りが見えてきました。そこに降って湧いた著作権騒動でしたから、これはむしろ“天佑”と考えるべきでしょう。話題になって、しばらく仕事が入るかもしれません。これを自らネタにするぐらいの度量を見せれば、この騒動を神風とすることができます」

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